2008年02月
2008年02月14日
最近読んだ本(3)観覧車
以前このブログで、うどんカフェのお客様がコメントをくれて「柴田よしきさんのふたたびの虹 (祥伝社文庫)、絶対きよさんは気に入ると思う、と書いてくれました。
読んだら本当に気に入っちゃって、なんで分かるの?って感じ。
先日、小学校の参観日で、そのお客様に出会ったので、「もう読んだから差し上げます」と言おうと思ったら「もう読んだ」とのこと。そっか、私は彼女のあとを追っているのか。また、教えてください、おすすめ本。
どんな推理小説かっていうとね
今日書いた椎名誠さんの本のなかに、大雪の中コテージに泊まるところがあって、ミステリー本をたくさん持ち込むのだけれど、異常な心理や殺人ばかりで参った(雪のコテージにこもってたくさん読むにしては)、というようなことが書いてあったけど、「観覧車」や「ふたたびの虹」はそういう感じじゃなくて、誰にでもある感情が事件にからめて描いてあって、大好きです。
餃子はどっち派?
《←関係ないんですけど、娘が作った雪だるまと、息子がつくったかまくら。今年はよく降りましたね。でも、従来より気温が高くなっているので、降水量の割に、積雪量が少ないのだそうです》
餃子を手作りする人が増えているとか。
先日ママ・チョイスのメルマガに書いた餃子談義、こちらにも載せます。ママ・チョイスのスタッフ、ケロヨンとの会話です。
「白菜派? それともキャベツ派?
今日餃子作ろうと思うんだけど」
ケロヨン「うーん、どっちかというと、白菜かなあ」
「じゃあ、白菜をさっと茹でて、と」
ケロヨン「うちの近所の人ね、生で作るんだよ」
「へー 生だと包みにくそうだよね。よっぽど細かく切らないと」
・・・・・なんて話を、仕事の合間にしてました。殺虫剤付き冷凍餃子の流通が発覚する直前のこと。
もちろん、餃子は、冷食派ではなく 手作り派の私ですが、作り方はいろいろあるんだね
と、頭の中は餃子でいっぱい(脳みそのしわが、餃子のしわになってしまいそう)な昨今ですが
グッドタイミングで、東京新聞のケンタロウさんのお料理コーナーに、餃子が登場しました。
なんと、白菜を塩で揉んでから使う!
なるほど、これならしんなりして、皮の中にたくさん上手に納まってくれそうです。
そういえば、先週メルマガでご紹介した「3人目がやって来た」のシュンちゃんのおうちも、餃子は手作り派。いつもパパが作るそうですよ。
>> http://www.mamamel.com/kosodate/yoko/rensai_37.htm
最近読んだ本(2)「かえっていく場所」
うどんカフェによく来てくださるお客様が、椎名誠さんの本の編集をされているという話を聞いていたからだと思うのだけど、電車の時間待ちの間書店をぶらついていたら、椎名さんの本の背表紙が私の眼にビゅーーーンと飛び込んできました。それが、この本。
椎名さんが若くて、私がもっと若いころ、椎名さんの私小説的な本を、通勤電車の中で笑いをこらえながら、読んでいた記憶があります。テレビドラマになった作品もあって、欠かさず見てました(記憶に間違いがなければ)。
この本のあとがきを書いておられる、編集者の女性が、私と年が近くて、若いころ「雲の上の存在」だった、椎名さんの思い出から話を起こします。最後には、飲み会で最近会った椎名さんに「ノブコ、お前いくつになった?」と聞かれたと言うのだけど、なんだか本を読んでいる私の背中から、椎名さんに同じこと聞かれた気がしました。
そんなことを思いながら読んだ、おじさんになった椎名さんの日々。ご夫婦が同じペースで年をとり、子どもたちは、このお父さんとお母さんを見て育ったからだよね、と思える大人になって、その年月の積み重ねの上にお互いを思いやってる、という感じが、しみじみとよかったです。我が家は、まだまだ長い道のりです。しかも年の差夫婦なので、「年」や「老い」という感覚が、微妙にわからないのです、私には。
椎名さんは、こんな生活、こんな仕事をずっとやっていくのだろうか。マスターはいつまでうどんを打つのだろうか。私たちは、どこにかえっていくのだろう。
ところでね、最初に書いたお客様なのだけど、なんと、この本の中に登場していて、びっくりです。違う名前になっていましたが、ぜったい、間違いなしです。ご家族の雰囲気もぴったりだし。
椎名さんはお仕事がら、いろいろなところに取材旅行に行かれてしますが、この本の中で一番印象深かったのは、スコットランドの海辺でバイオリンを弾く女性のところにアザラシが集まってきて、じっと聞いているというところ。
目をつぶって想像してみて。
ちょうど、スコットランドの木村あきこさん(町田在住の時はおうどんを食べに来てくれていました)から原稿と写真が届いたところでした。いつもきれいな風景に、心を奪われます。近々アップできると思います。
2008年02月13日
最近読んだ本「生命いっぱい」
(←鈴木信夫さんの著書。こんな本もあります)
君にいい風吹きますように―支え、支えられ-難病を越えて←この本はうどんカフェ文庫にあります
「生命いっぱい」(鈴木信夫著/神奈川新聞社刊/1500円+税)
毎朝、目をつぶって、この本をパッと開く。そのページを読むようにしている」
とお客様のSさんが紹介してくださった本です。
「生命いっぱい」(神奈川新聞社刊/鈴木信夫著/1500円+税)
著者はSさんのお知り合いで、筋ジストロフィーという障害を持つ。人工呼吸器をつけ(肺を動かす筋肉が弱ってしまったために、器械の力を借りて呼吸する)、車いすでの生活。わずかに動く指先で、パソコンのキーボードを打ち、詩を書く。37才。
私もSさんにならって、ときどき、朝目をつぶって開いてみます。
今日開いたのは、74ページ。「出会いが生まれるとき」というエッセイです。「出会い」が人に与える影響の大きさを書いた文章です。
言うまでもなく、筋ジストロフィーという障害を持つ彼にとって、出会いを作り出していくことは、私の何倍も何万倍も、努力を要すると思います。
何回目かのページでも、日によって違う発見があります。
ふんふんと読んでいて、ひっかかったのは「待っている時間を発信していく時間に変えていく」という言葉。
つい先日、小学校の読み聞かせの時間に、息子が、日野原重明さんの「10才のきみへ」を読んでもらったそうで、その日、帰宅後、私にこんなことを言いました。
「いのちって、なんだと思う?」
「時間なんだよ」
と日野原さんの言葉を私に教えてくれました。
そのあと、このページを読みました。
なるほど。鈴木さんにとっての「時間」という言葉、概念の重みをずしりと感じたのです。
生きてきた時間、生きていく時間、そしてたった今、生きている自分。その時間を、まっすぐに想うこと、想うことのできる日常を紡ぎたいな。






