2006年01月26日

スーホの白い馬

スーホの白い馬―モンゴル民話
生活の場面で、「死」や「誕生」に出会うことが少なくなり、逆に、テレビやゲームで偽物の「死」、実感のない「死」に慣れてしまう、今の子どもたちにそんな危惧を抱くということが、もう長く言われています。

「スーホの白い馬」はモンゴルの民話で、まさに、いのちを肌に感じながら人々が生きていた環境での話でしょう。大切な白馬が、殿様の手によっていのちを奪われ、スーホ少年は、喪失感にさいなまれます。夢に出てきた白馬が、「そんなに悲しまないで。私の骨や皮で楽器を作ってください」と言います。

スーホや生活を共にする人たちは、その楽器を奏で、みなで歌い、白馬とともに生きていきます。

うちの子ども達は、先週亡くなった私の友だちが、癌で病状が悪くなってからも、会っているし、危篤で私が病院に行くのを見送り、お通夜に参列し、そのあと私やほかの友人達が彼女のことを話しているのを横で聞いていました。その経験は、とても大事な財産だと思います。亡くなった彼女に、あらためて、感謝の気持ちです。

今ちょうど小学2年生の国語の教科書の、この単元を息子が勉強しているのです。宿題の音読を聞かされて、癒されている私です。

mamamel at 13:25 │Comments(4)TrackBack(0)clip!子ども 

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この記事へのコメント

1. Posted by キイロイトリ    2006年01月27日 21:54
「スーホの白い馬」は、いわゆる勧善懲悪ではなく、理不尽に最愛の馬を奪われてしまうお話ですよね。それでも最後に救いを感じられるのは、白馬がスーホの心の中でずっと生き続けていくことができるからでしょうか。
このお話に近いのはなんだろうと2−3日考えていましたが、恥ずかしながら思いつきませんでした。唯一浮かんだのが、4年ほど前に上映された"クレヨンしんちゃん
あっぱれ戦国大合戦”でした。まさか自分がしんちゃんの映画を見て涙をぐっと堪える日があろうとは想像してませんでしたが、私には「スーホの白い馬」に通ずるものがあるように思えました。
2. Posted by きよ    2006年01月30日 10:36
しんちゃんの映画、私あまりはっきり覚えていないのだけど、子ども達がビデオで見て、最後泣いていました。ブログでこんな話ができるのはうれしいです。息子の担任の先生にも入ってもらいたいなー。
3. Posted by キイロイトリ    2006年01月31日 20:46
しんちゃんのはお薦めですよ〜 掲示板とか色々ありますが、心配性なのか苦手で参加したことはないの。うどんカフェのブログは100%安心して参加できるので、とても楽しみなんですよ。
4. Posted by きよ    2006年02月01日 17:19
どうぞ毎日来てくださいね。待ってます。
「スーホの白い馬」小学2年生の息子の授業で、

殿様が、「金貨をやるから白馬を置いていけ」とスーホに言ったとき、スーホはどんな気持ちだったでしょう?

という授業をしたそうです。

私は、とにかく金持ちの権力者のえらそうさ加減にただただ腹が立ったけど、子どもたちからはいろいろな意見が出たんだって。

スーホは白馬に「いつも一緒だよ」と約束したのに、それを果たさなくちゃいけない

お金に換えることはできないものがある

などなど。もっといろいろ聞いたんだけど、忘れちゃったよ。子どもの視点を聞くのもおもしろいね。

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