2007年06月29日
「大切なことは60字で書ける」
大切なことは60字で書ける(高橋昭男/著新潮新書)
お母さん 生んでくれて、ありがとう
お母さん 生まれてきて、ごめんなさい
お父さん 支えてくれて、ありがとう
お父さん 期待に応えられずに、ごめんなさい
神様 試練をありがとう
神様 人生を恨んで、ごめんなさい
この本の本文冒頭で紹介されている詩です。
進行性筋ジストロフィー(全身の筋肉が徐々に萎縮し、その機能を失っていく病気)とともに生きている、鈴木信夫さんの著書の中からの引用です。
この本は、鈴木さんと親しいお客様が、寄贈してくださいました。鈴木さんの著書については、また今度紹介しますね。
そのお客様は、鈴木さんと出会って、「先のことより、今、たった今を大事に、楽しんで、生きたい」と思うようになった・・・というようなことを、私に話してくださいました。
私にとっても、この詩は、本当に衝撃的でした。短い言葉の中に、どれほどの思いが詰まっているのか、計り知れないと感じさせます。
一方で、金田一秀穂さんの言葉「語彙数は、デジカメの画素数と一緒 多いほど正確に美しく伝わる」(だふんまだ書店に出ている「日経ビジネスアソシエ」0703号)。これもまた、なるほど、と思いました。水泳の北島康介さんのコーチが、どう言葉を使って指導したかという話も興味深いです。この話もまた今度、ということで。(早くうどんの支度しなくっちゃ)
鈴木信夫さんのシンプルな詩の影には、ものすごーくたくさんの、言葉、もしかしたら言葉の形ではないかもしれないけど、金田一さんの言うところの「画素数」がたっぷりあると思うんですよ。
こんな詩に出会わせてくれたお客様に、感謝です。うどんカフェ文庫に置いておきます。
この本、たくさんの事例やコツが出ていて、仕事にもお勉強にも、実生活にも役立つと思います。

