2008年02月13日
最近読んだ本「生命いっぱい」
(←鈴木信夫さんの著書。こんな本もあります)
君にいい風吹きますように―支え、支えられ-難病を越えて←この本はうどんカフェ文庫にあります
「生命いっぱい」(鈴木信夫著/神奈川新聞社刊/1500円+税)
毎朝、目をつぶって、この本をパッと開く。そのページを読むようにしている」
とお客様のSさんが紹介してくださった本です。
「生命いっぱい」(神奈川新聞社刊/鈴木信夫著/1500円+税)
著者はSさんのお知り合いで、筋ジストロフィーという障害を持つ。人工呼吸器をつけ(肺を動かす筋肉が弱ってしまったために、器械の力を借りて呼吸する)、車いすでの生活。わずかに動く指先で、パソコンのキーボードを打ち、詩を書く。37才。
私もSさんにならって、ときどき、朝目をつぶって開いてみます。
今日開いたのは、74ページ。「出会いが生まれるとき」というエッセイです。「出会い」が人に与える影響の大きさを書いた文章です。
言うまでもなく、筋ジストロフィーという障害を持つ彼にとって、出会いを作り出していくことは、私の何倍も何万倍も、努力を要すると思います。
何回目かのページでも、日によって違う発見があります。
ふんふんと読んでいて、ひっかかったのは「待っている時間を発信していく時間に変えていく」という言葉。
つい先日、小学校の読み聞かせの時間に、息子が、日野原重明さんの「10才のきみへ」を読んでもらったそうで、その日、帰宅後、私にこんなことを言いました。
「いのちって、なんだと思う?」
「時間なんだよ」
と日野原さんの言葉を私に教えてくれました。
そのあと、このページを読みました。
なるほど。鈴木さんにとっての「時間」という言葉、概念の重みをずしりと感じたのです。
生きてきた時間、生きていく時間、そしてたった今、生きている自分。その時間を、まっすぐに想うこと、想うことのできる日常を紡ぎたいな。



